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ゴマ収穫

コメント(0) | 執筆:2006年09月23日 土曜日 16:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

とうとうゴマの鞘が裂け始め、収穫時期となりました。いくつかは既にはじけてるんで、来年はそこら中にゴマが生えてくるかも・・・^^;

ゴマは、育てるのは簡単ですが、収穫して食べられる状態までするのが猛烈に大変。農家の方はいったいどうやってるんでしょうねぇ、我が家では1畝(約5m)から出来た煎りゴマは約150g=大きめのジャムのビン1本分ぐらい。ゴマ農家の方は、きっと広大なゴマ畑と、猛烈な手間をかけて収穫しているのでしょう。

ゴマは茎の下の方の鞘から熟れて、自然にはじけ飛んでしまうので、下の方が裂け始めたら茎ごと刈り取ってしまいます。収穫しながらもパラパラとゴマが飛び散りますから、収穫カゴには新聞紙などを敷いて後で集められる様にしておきます。

たくさんの鞘を手で裂いて収穫するのは途方もなく大変なので、風通しのよい日陰に茎ごと逆さに立てて、2週間ほど乾燥させます。そうすると、まだ緑の鞘も自然に熟れて鞘が裂けてきます。農家の方はムシロを敷いて立てかけるそうですが、我が家では少量なので新聞紙を敷いたスーパーの買い物かごに入れて玄関に置き、乾燥を待ちました。

こうなると、ちょっと触れるだけでもパラパラとゴマが落ちるので、棒や手で茎を叩いてドンドン下に落とします。始めのうちはよくわからず、少し裂け始めた鞘を取っ手は1つづつ手で開いてゴマを取り出したりしていましたが、未熟なゴマが出たりせっかくのゴマを傷めてしまったりと、手間の割にいいことはありませんでした。自然に任せるのが一番よいようです。その後、下の娘(4才)が鞘を開く→上の娘(6才)が中をチェックして空の鞘を取り除く→私がゴミ取りと家族総出(?)で収穫作業は続きます。

収穫したゴマにはゴミと小さな虫が混ざっていますから、次はこれらの不純物除去作業になります。実はここが一番大変。100円ショップでゴマが通らない目の細かいザルと丁度通る目の粗いザルを購入し、順次通してゴミを除去しますが、最後は人力しかありません。ピンセット片手に目を凝らして、ゴミや未熟なゴマを除去してゆきます。

そうしてきれいなゴマが集まったら、細かいザルに入れて水洗いし、最後のゴミ除去をします。水を切って小さな片手鍋にごまを入れ、火を通して充分に水分を飛ばします。水分を含んだゴマはくっついて均一に火が通らなかったり焦げたりしますから、初めは菜箸でよくまぜて、乾き始めたら片手鍋をよく振ります。ちょうど、ポップコーンを作る感じですね。水分が飛んで炒り始めたら、バターの様ないい香りがし始めます。この時、浅いフライパンを使うとゴマが飛んで周囲がゴマだらけになるので、ご注意を・・。

パチンパチンと片手鍋全体のゴマが飛ぶまでよく火が通ったら、火を止めて、少し湯気を飛ばします。ある程度冷めたら、蓋がある瓶などに入れて保管します。冷めたら香りがなくなってしまいますが、食べる前にもう一度軽く火を通したらおいしい煎りゴマになるでしょうね(^^)

...でもはっきり言って、購入したゴマと大差あるとは思えません。穫りたてのゴマが特別おいしいとも思えません(泣)。ゴマの種の購入費用を考えたら、スーパーで買う方がいいような気さえしてしまいます。ゴマの収穫を体験したい方にだけ、オススメいたします。我が家では子供達と収穫を楽しめたので、それだけでも意味があったと思います。

秋の準備開始!

コメント(0) | 執筆:2006年08月26日 土曜日 18:08 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

まだ残暑が厳しいですが、我が山林の家庭菜園では秋の準備が始まっています。

苦土石灰で土壌酸性度をpH6.5まで改善し、堆肥や鶏糞を入れてよく耕して1週間放置し、本日は早起きしてじゃがいも1kgと蕎麦を植えてきました。去年は秋じゃがはほとんど収穫出来ず失敗だったので今年は出直し再チャレンジです。蕎麦は、そば茶にこり出した私の思いつきで種を購入したもので、どこでも簡単に育つことと、冷涼な気候の針町に合っていそうなので初チャレンジです。収穫出来ても、そのあとの加工に困りそうなんですけどね。

自宅の庭でも、白菜・キャベツ・ほうれん草の育苗を開始しました。白菜の芽が出始めていて、今のところ順調な滑り出しです。

自家製ぼかし肥作成途中経過

コメント(0) | 執筆:2006年08月17日 木曜日 08:47 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

8/10・11の2回に分けて計4箱=約50リットルのぼかし肥の試作を開始しました。

約50度まで発熱→臭い発生→臭い減少→チェック→水分減少→水分追加&撹拌→約50度まで発熱・・・とその日の気温等にもよりますが1日〜2日のペースでメンテナンスを繰り返した結果、昨晩を最後に発熱が完了し今朝(8/17)、とうとうほぼ完成したようです。教科書通り、丁度1週間でした。

発酵熱が減ると水分の蒸発も減ったようです。最後の熟成のため、表面が乾燥していたのでジョウロで水を掛けていつも通りよーっく 撹拌しましたが、いつもよりはちょっとだけ乾燥気味にしてみました。どうしても発泡スチロールの容器に接してる部分が汗をかいて水分過多になりやすいので、このまま2〜3日に1回ほどかきまぜながら1週間ほど様子を見れば完成だと思います。

今思えば、夏場で醗酵が早くよく発熱し、水分の蒸発が激しく、それが臭いがきつかった最大の原因かなっと思います。微生物の働きで窒素と酸素が結合して発生したアンモニアが水に溶け、そのアンモニア水が蒸発してしまったのが臭いの元のような気がします。ってことは、本来は窒素分がアンモニア=無機体としてぼかし肥に残って欲しかったのが蒸発している訳ですから、肥料としての窒素が減少していることになります。やはり、夏場の作成は控えるべきだと感じました。

それから、今回は思いつきで材料を収集して開始したので、鶏糞は粒になった固形のものしか入手できませんでした。が、これは畑にまく時には都合がいいですが、ぼかし肥作りには向いてません。どうしても固形が最後まで残ってしまい、発熱がほぼ終わった今でも多少原型をとどめています。涼しい季節だと内部まで醗酵せずあまり発熱しなかったかったり、完全にぼかし肥にならなかったかも知れません。これからぼかし肥を作られる方は、なるべく粉状のものを入手される事をオススメします。もっとも、もっと大規模に山積みにして作られる方(普通の方法)だと、水分も安定するので固形でも大丈夫だと思います。

自家製ぼかし肥作成開始

コメント(0) | 執筆:2006年08月13日 日曜日 03:27 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

開墾して菜園作りを続ける中で、土作りの大切さをヒシヒシと感じる様になってきました。

我が家でも有機栽培を..っと鶏糞を中心に土作りを行っていたのですが、「有機栽培=おいしい野菜が採れる」は大間違いと言う事がわかりました。まず、鶏糞や油かすを初めとした有機肥料は、土に混ぜてすぐには肥料として有効ではなく、醗酵する間は逆に生育に悪影響を及ぼす作用が出てしまいます。そのため、混ぜてから1ヶ月以上も寝かせてから作物を植える必要があるのですが、すぐには効かず生育の半ば頃になってやっと効いてくるんですね。その為、ついつい多めに与えてしまうのですが、これがまた作物に悪影響を及ぼしてしまうのです。

色々な本を読む中で、やはり昔ながらのやりかた、堆肥+ぼかし肥が土にも作物にもいいことがわかってきました。堆肥作りは我が家でも実績があるので、今回ぼかし肥作りにチャレンジしてみることにしました。ぼかし肥とは、鶏糞などの有機肥料を一旦畑の外で醗酵させる事で、直接与える事のマイナス部分を解決し、無機化+速効性を持たせた肥料のことです。簡単に言えば、化学肥料の様に使いやすいのにどんどん土をよくしてくれる都合のよい肥料です。

大量に作る時は土の上に材料を山積みにするのがよいようですが、面積の狭い家庭菜園用に少量作る時は、魚などを入れる発泡スチロール製のトロ箱で作るのがよいようです。

少量だと放熱が多く発酵熱が逃げてしまいやすいのですが、発泡スチロールだと保温性がある事、また適度に浅く途中で混ぜなくても酸素が全体に行き渡るためだそうです。我が家は、偶然にも先週の地引き網体験の時に貰う事が出来たのが、ぼかし肥作りにチャレンジするキッカケになりました。

私が使った材料と量は、
鶏糞4:油かす2:骨粉0.5:土7+砂糖少々
です。米ぬか主体のことが多いようですが、私には入手しづらかったので、鶏糞を代用しています。醗酵には米ぬかに多く含まれているリン分と糖分が必要らしいので、骨粉でリン分を、砂糖で糖分を補給しました。また、土を使わない人が多いようですが、有用土着菌の種と、また増えた有用菌の住み家・肥料分の貯蔵庫として庭土をふるいに掛けて使っています。これは、購入した土より庭土や畑土を使う方が理にかなった考え方だと思います。

これらの有機材料は色々創意工夫があるようで、魚かす・カキの殻・カニの殻などを入れるとよい肥料が出来るようです。また、骨粉は発酵時に臭いが強いので使わないっと言う方もいるようです。

これらの材料を、ヒシャクですくって上記の杯数をトロ箱に投入しました。本来は重さを計るのが筋だと思いますが、トロ箱が15リットルの容量で、我が家の100円ショップで買ったヒシャクが1リットル弱だったので、「これはちょうどいいっ」っと体積で計りました。そう、上の比率は全部で14杯ぐらいになるように逆算して割り出した比率なので、ほとんど意味はありません^^;。一応、鶏糞:油かす:土=2:1:3〜6は古本屋で買った20年以上も前の有機栽培の本に書いてあったのですが、肥料成分を考えると理にかなった比率かな・・っと勝手に考えています。

材料を入れたらよく混ぜ合わせますが、量が多いと箱からあふれて混ぜにくいので、土を入れる前に土以外の材料だけでよく混ぜておき、少しずつ土を足しながらさらに混ぜていきます。

材料がほぼ均一になったら、ジョウロで少しずつ水を掛けながら混ぜます。コツは、さっと表面に水を掛けたら全体を揉む様になじませて、水分が均一になってからまた水を掛ける様にし、一気に大量に掛けてしまわない事です。一度に掛ける量が多いと、均一に混ぜにくいのと、多すぎると材料が腐って取り返しがつかなくなるからです。

水の量は、本には大抵「握ったら固まり、指でつついたら軽く崩れる程度」と書いてあります。実践するまではよくわからなかったのですが、一度体験してみたらすぐにわかりました。子供の頃に作った土の団子を作るのに適した水分量ですね、多すぎても少なすぎても団子になりません。ギュッっと団子を作って、指でつついてら粉々に崩れてしまう程度。水を掛けながら何度も何度も土団子を作ります。もっと簡単に言えば、市販の土の水分量に近い量だと思います。元の土の水分量にもよりますが、晴天続きで乾燥した土だと、ジョウロ1杯分=3リットルぐらいは入れたと思います。

材料が出来たら、雨よけと日よけをして、また空気が入る様にして保管します。雨が入ったらべちゃべちゃになって台無しになり、日が当たったら紫外線で有用菌が死んでしまい、また空気が入らないと腐敗してしまいます。虫が入り込まない様に網戸の切れっ端をかぶせ、積む時は互い違いにし、また一番上には波板の切れっ端を乗せました。ただ、波板が小さいのと、半透明で日が当たりそうなのでこの季節はシートを掛けた方がよさそうですね。

1日もすれば醗酵して50度以上になり、肥料の臭いも同時に出てきます。私はいつも鶏糞などで慣れてますが、結構近所迷惑かも・・・住宅地では少しずつ作った方がよさそうです。私の所では、骨粉を混ぜたのが臭いがきつい原因かも知れません。混ぜて空気を送り込むと醗酵が促進されるのか、臭いが和らぐようです。また、醗酵が進むと臭いが和らいできます。

管理は温度と水分量が大切な様で、50度〜60度を維持しないといいぼかし肥にはなりません。温度が上がらない時は水分が減って乾燥している時で、水を足して混ぜてやる必要があります。あくまでも私見ですが、水が多いと確実に腐りますが、水分が減っても醗酵が衰えるだけで水を加えたら再発酵すると思います。ですんで、水分は多いよりもは少ない方がいいと思います。私の場合は夏の暑い時に作ったのがよくなかったようで、醗酵が早く臭いがきつい、また水分が蒸発しやすいので時々チェックが必要になってしまいました。教科書通り、春と秋が作りやすいようです。

この量の場合だと、熱が出始めて1週間もすると醗酵が終わって温度が下がり、臭いもなくなるそうです。その後、さらに1週間ほど乾燥させながら完熟させ、クン炭などを混ぜて完全に乾燥させてから袋詰めにして保管するとよいそうです。使用量は1作に付き、1平米あたり300〜500gですから、我が家では1袋あたり3kg=1畝分ぐらいが丁度よさそうです。

不作の原因

コメント(0) | 執筆:2006年08月06日 日曜日 15:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

自宅で作ったインゲンの苗を、自宅の庭と山林を開墾した畑に同じ日に植えた結果、自宅の庭は立派に育っているのに山林ではひょろひょろと元気がありません。去年から、タマネギ・枝豆・エンドウと育てるのが簡単と言われている作物を選んでるにもかかわらず、ほぼ失敗に終わって「何やってもうまくいかない」状態となり、少しやる気がなくなっている所でした。

そこで、少しでも原因究明を..っと、随分前から、色々な参考文章に出てくる「土のpH(酸度)を測る」ことを考えていて測定器も入手していたのですが、今回やっと実行することが出来ました。

測定してびっくり!生育不良のインゲンの畝は酸性に弱いインゲンに壊滅的ダメージを与えるであろうpH5、他の畝も概ねpH5〜6の酸性土でした。うまく育てることの出来たジャガイモ・トウモロコシ・ゴマなどは全て酸性土に強い作物でした。考えていた事とはいえ、あまりにも酸性が強くびっくりしてしまいました。

もちろん、放置していたわけではありません。日本は雨が多いために石灰質=カルシウム成分が流れてしまって大抵の山地はpH5程度であること、杉や松の針葉樹の腐葉土はさらに酸性度が強いことなどは承知していて、開墾や植え付けの度に教科書通り「うっすらと土が白くなる程度」の苦土石灰は投入していたのですが、それでは足りなかったようです。中途半端な酸度矯正=石灰の投入は全然意味がありません。「うっすらと土が白くなる程度」の石灰投入は、ずっと続けて作物を育てている畑地でのことだったんですね。

教科書には次の事も書いてあります、「開墾直後の土地や長期間奉仕していた畑はかなり酸性が強くなっているので必ず生育に適した弱酸性に矯正してやる必要があります」

失敗は成功の元、本当に勉強になります。ちなみに割と順調な落花生の畝は、少し多めに石灰を入れたおかげで、pH6と随分改善されておりました。

とうもろこし全滅

コメント(0) | 執筆:2006年07月28日 火曜日 22:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

「そろそろとうもろこしが収穫出来るはず」っと喜び勇んで畑に行くと・・・「あれ?なんか変???なんか寂しいぞ???」「がっびーーーんっ」なんともひどい状態、荒らされているっていうか、食い散らかされている状態でした。

「動物対策をしなくては」っと考えていた矢先のことだったので、不思議とショックは小さく「やっぱり」って感じだったのですが、でも収穫直前だったのでちょっと寂しい出来事でした。軸までガブッっと行かれているので、猪だろうか?色々出没するとは聞いていたのですが、前途多難な畑仕事となりそうです。

一番収穫を楽しみにしている落花生は、花から根みたいなのが出始めています。これが伸びて土にもぐって落花生が・・・考えただけでワクワクしてきます。

でで、今年も期待外れだったのが枝豆。去年と違って一応収穫出来たものの、5mの1畝で収穫は小さなザル1杯ぐらい。収穫したてなのに味もイマイチ。ん〜、豆類は簡単に出来るはずなのに我が家では収穫は難しいようです。

こちらは興味本位で植えてみたゴマ。本に載っていた様な鞘が出来始めました。どんな感じで収穫出来るのか、楽しみです。

野菜畑の現況

コメント(0) | 執筆:2006年07月19日 水曜日 19:57 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

庭のトマトが収穫期を迎えました。今まで、途中で枯らしてしまったり消失してしまったり(?)と成功した事がないトマト達(大1本+プチ1本)ですが、これだけ収穫出来るのは初めての出来事です。思えば、自作堆肥の投入が成功の原因なのかな・・・っと言う気がします。残念ながら、この大雨で割れてしまったものが多いのですが、それも完熟の証拠、食べれば甘くてすごくおいしいです。

針の山林の畑も、今のところほぼ順調に育ってくれているようです。去年、まともに育たず小さいまま終わってしまったとうもろこしは、育苗後に植えたのがよかったのか、一応それらしくなってきました。実が入っているかどうかは・・・わかりませんが、見た目はちょっとおいしそうです。

同じく、育苗後に植えた落花生も順調に育っています。ついに花が咲き、花から土に向かって細い茎みたいなのが伸び始めました。これが土にもぐると落花生が出来る(はず)なので、邪魔になりそうな保湿・保温用のビニールマルチは外しておきました。2週間前の写真しかないのが残念です。

また、始めてチャレンジする自然薯も順調で、コガネムシみたいなのがついて葉にダメージを与えてものの収穫はできそうです。他に、ゴマ・さつまいも・いんげんも少しずつ育っているようです。ただし、枝豆だけは実が入ったものの量は少なく、ちょっとガッカリです。

じゃがいも収穫

コメント(0) | 執筆:2006年07月09日 日曜日 19:34 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

今年もじゃがいも収穫のシーズンがやってまいりました。今年は3回に分けて収穫、家庭菜園2kg+7/1に4kg+本日14kgの収穫となりました。

収量は去年とほぼ変わらずですが、去年は多収のはずの男爵を3kg用意したのに小さいのをポロポロと収穫、今年は早生のメークインを1.8kg用意して美形を多数収穫出来たので、気分的にはそれなりに豊作であったと思います。

でもやっぱり今年も反省点。葉が黄色くなった後に葉茎が溶けた様になってしまったので、芋の生長が途中で止まった様に思います。原因は簡単、本来は3年周期ぐらいで植える場所を変える必要があるのですが、畑の準備の都合で同じ場所になってしまったこと。これは、間引きして隣の畝に植え替えたものがまだ元気だったことからも、大きな間違いをおかしていたことがわかります。ちなみにそのうちの1本は去年収穫し忘れた男爵だったようで、引き抜くと大型の芋がゴロッっと出てきたんでびっくりしてしまいました。

ただ今、育苗中(その2:植え付け編)

コメント(0) | 執筆:2006年06月18日 日曜日 02:55 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

育苗の流れその1:種まき

200穴育苗トレイに土をすり切り1杯いれ、トントンと叩いて土を隅まで行き渡らせ、さらにすり切り1杯にします。その後、同じサイズのトレイを上に重ねて、その上から手のひらでギュッと押さえつけて土を締め付けます。ふわふわの土を押さえつけるのはもったいない気もしますが、隙間を小さくして保水性をよくする大切な作業です。また、押さえることでしっかり根が張れて立派な苗が育ちます。靴で踏みつけたカチカチの土の方が、頑丈な雑草が生えるのと同じ原理です。

次に押さえて出来た凹みに種をまきます。2mm以下の小さな種は1穴に付き2〜5粒、重ならない様にまきますが、1穴にまく粒の量は種の大きさと値段(一袋に入っている量)を基準に調整しています。豆類など、大きな種は1穴に1粒となります。また、用意する苗の量は、種の袋に書いてある量(「1ヶ所に3粒まく」と書いてあれば1穴に3粒)をまいた時は植えたい量の1.5倍ぐらいが目安で、1穴に1粒まいた時は2倍ぐらい用意する様にします。

その後、またすり切り1杯まで土を入れ、トレイを重ねて土を締め付け、もう一度すり切り1杯まで土をいれます。そして、ジョウロで静かに水をやりますが、底の穴から少し出るくらいたっぷり水を与えます。トレイの外で水を出し始めて出る量を一定にしてからトレイの上に移動させる感じにすると、大粒の水が土に穴を開ける事が防げます。水をやると土が少し沈み、上部に数ミリのくぼみが出来ます。次からの水やりの際、ここに水が溜まってしっかりと吸水する役目を果たします。

育苗の流れその2:管理

春先などまだ寒い時は、芽が出るまでは発芽温度に合わせて暖かい室内で管理します。が、まったく日が当たらないとカビが生えて種が腐ることがあるので、たまには窓際などで日光に当てます。ゴールデンウィークが過ぎると室内の方が涼しくなってしまうので、屋外の日当たりのいい場所に置く様にします。

土が少ないので、朝夕の2回はチェックして表面が乾燥していればたっぷりと水やりをします。一度芽が出る準備が出来た種が乾燥したら枯死して二度と復活しませんので注意しますが、逆に乾燥する前に水やりしすぎると種を腐らせてしまいます。日差しが強くなって土の乾燥が激しいようであれば、半日陰に置きます。

芽が出た後は、必ず日光に当てる様にします。寒い季節は室内の暖かい窓際、暖かくなってからは半日陰がいいでしょう。苗の間は、強い日差しは避けます。芽が出てからは養分が必要となりますから、週に1度程度水やりの時に薄い液肥を与えます。

育苗の流れその3:植え付け

本葉が増えて隣同士が重なる程度になると、トレイ内に根が回って根鉢が形成されています。そうすると苗はそれ以上大きくなれないので、植え付け時となります。トレイ底の穴に裏から棒をつっこむと、スポッと土ごと根が抜けますから、土を崩さない様に植え付けます。土が乾燥すると崩れやすくなりますから、植え付ける1時間ぐらい前に水やりすると土が落ち着きます。

植え付ける畑にも、植え付ける少し前に水をまいておきます。それから、苗の大きさの穴を開けて苗をそっと置き、土を寄せてしっかり押さえて安定させます。植えた後も、しっかり水やりをして落ち着かせます。苗が少し弱々しい時や、すぐに畑に植え付けることが出来ない場合は、育苗用のポットに植えてもう少し育てます。

植え付けグッズ

植え付けの時、図の様なグッズがあると便利です。トレイにモルタルなどを入れて、先が少し細くなった割り箸を立て、固まるのを待ちます。

そうやって出来た植え付けグッズを植え替え先の土にズボッと突き刺すと、丁度苗の土と同じ形の穴があくので、そっと苗を入れると簡単に植え付ける事が出来ます。これは無茶苦茶便利...っというより、コレがないとキレイに揃えて植えるのは無茶苦茶面倒です。

ただ今、育苗中(その1:土作り編)

コメント(0) | 執筆:2006年06月18日 日曜日 02:09 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

まだ寒さの厳しい春先より、育苗に再チャレンジしてある程度の結果を出しつつあります。種から苗を育てて植え付けたキャベツが庭の家庭菜園で生育中、とうもろこしと枝豆も山林の開拓地でしっかりと育っているようです。その他に、アスパラガス・落花生・キャベツが育苗中で、新たにゴマ・きゅうり・オクラ・いんげん・ブロッコリーの種もまきました。(写真は1週間前にポットに植え替えた時の落花生)

そこで、微力ではありますが、少しまとめてみようと思います。っと言っても家庭農園歴1年のど素人の備忘録です。

まずは勉強

本に書いてある記事や、WEBで見かけた体験談は貴重な情報源です。書いてある事が100%自分にあてはまることはないのですが、失敗した時の原因はほぼ100%、本やWEBの記事に書いてある事です。基本は同じ、そこに地域性や自分の環境を加味してアレンジしていくことが、成功への近道だと実感しました。

容器

大根など根モノを除けば、200穴の育苗トレイを使用して育苗することが今のところ一番成績がよいようです。面積・体積が小さいので、

などの利点があります。

直接畑にまくと、水やりなどの管理が大変だし、そもそも畑が自宅から離れた場所にあると管理が出来ません。また、万が一失敗した際にも、畑に直接まいたり、9cmポットなどに比較すると ダメージが小さいです。

200穴のトレイそのままでは大きすぎて扱いにくいですから、私は30穴ごとに切り離したものと10穴に切り離したものを使い分けています。だいたい30穴で6mの畝1列分(20本+予備)の計算となります。

庭の家庭菜園の土や山林の腐葉土を含んだ土など色々試しましたが、やはり市販の土を使用するのが一番よいです。体積が小さい育苗トレイやポットでは、水はけと水もちが大変重要で、自家配合では芽が出てもすぐに枯らしてしまいます。畑によい土と育苗によい土は違うのです。

「種まきの土」や「育苗トレイの土」として売られているものがベストですが、「花と野菜の土」の3〜10倍ぐらいはして高いので、私は20リットルで2〜300円程度の「花と野菜の土」(肥料なし)に自家製の腐葉土をフルイにかけたものを2〜3割混ぜて、保水性と微量肥料を強化しています。育苗トレイは土の使用量が少ないので、一袋買うと相当数の苗を作る事が出来ます。購入時は、肥料の含有量や酸度をチェックしますが、記入がないものは信用出来ないので購入しない方がよいようです。



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