Enkai-Net  btuの毎日を綴ります アクセス数:046809回
 日誌(HOME)
ページ: | 投稿

Sat, 23 Sep 2006

ゴマ収穫

コメント(0) | 執筆:2006年09月23日 土曜日 16:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

とうとうゴマの鞘が裂け始め、収穫時期となりました。いくつかは既にはじけてるんで、来年はそこら中にゴマが生えてくるかも・・・^^;

ゴマは、育てるのは簡単ですが、収穫して食べられる状態までするのが猛烈に大変。農家の方はいったいどうやってるんでしょうねぇ、我が家では1畝(約5m)から出来た煎りゴマは約150g=大きめのジャムのビン1本分ぐらい。ゴマ農家の方は、きっと広大なゴマ畑と、猛烈な手間をかけて収穫しているのでしょう。

ゴマは茎の下の方の鞘から熟れて、自然にはじけ飛んでしまうので、下の方が裂け始めたら茎ごと刈り取ってしまいます。収穫しながらもパラパラとゴマが飛び散りますから、収穫カゴには新聞紙などを敷いて後で集められる様にしておきます。

たくさんの鞘を手で裂いて収穫するのは途方もなく大変なので、風通しのよい日陰に茎ごと逆さに立てて、2週間ほど乾燥させます。そうすると、まだ緑の鞘も自然に熟れて鞘が裂けてきます。農家の方はムシロを敷いて立てかけるそうですが、我が家では少量なので新聞紙を敷いたスーパーの買い物かごに入れて玄関に置き、乾燥を待ちました。

こうなると、ちょっと触れるだけでもパラパラとゴマが落ちるので、棒や手で茎を叩いてドンドン下に落とします。始めのうちはよくわからず、少し裂け始めた鞘を取っ手は1つづつ手で開いてゴマを取り出したりしていましたが、未熟なゴマが出たりせっかくのゴマを傷めてしまったりと、手間の割にいいことはありませんでした。自然に任せるのが一番よいようです。その後、下の娘(4才)が鞘を開く→上の娘(6才)が中をチェックして空の鞘を取り除く→私がゴミ取りと家族総出(?)で収穫作業は続きます。

収穫したゴマにはゴミと小さな虫が混ざっていますから、次はこれらの不純物除去作業になります。実はここが一番大変。100円ショップでゴマが通らない目の細かいザルと丁度通る目の粗いザルを購入し、順次通してゴミを除去しますが、最後は人力しかありません。ピンセット片手に目を凝らして、ゴミや未熟なゴマを除去してゆきます。

そうしてきれいなゴマが集まったら、細かいザルに入れて水洗いし、最後のゴミ除去をします。水を切って小さな片手鍋にごまを入れ、火を通して充分に水分を飛ばします。水分を含んだゴマはくっついて均一に火が通らなかったり焦げたりしますから、初めは菜箸でよくまぜて、乾き始めたら片手鍋をよく振ります。ちょうど、ポップコーンを作る感じですね。水分が飛んで炒り始めたら、バターの様ないい香りがし始めます。この時、浅いフライパンを使うとゴマが飛んで周囲がゴマだらけになるので、ご注意を・・。

パチンパチンと片手鍋全体のゴマが飛ぶまでよく火が通ったら、火を止めて、少し湯気を飛ばします。ある程度冷めたら、蓋がある瓶などに入れて保管します。冷めたら香りがなくなってしまいますが、食べる前にもう一度軽く火を通したらおいしい煎りゴマになるでしょうね(^^)

...でもはっきり言って、購入したゴマと大差あるとは思えません。穫りたてのゴマが特別おいしいとも思えません(泣)。ゴマの種の購入費用を考えたら、スーパーで買う方がいいような気さえしてしまいます。ゴマの収穫を体験したい方にだけ、オススメいたします。我が家では子供達と収穫を楽しめたので、それだけでも意味があったと思います。

コメント


コメント記入

 
お名前:
URL/Email: [http://... or mailto:you@wherever] (空欄可)
題名: (空欄可)
コメント:
次回のために名前とアドレスを保存する

| 投稿