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Sun, 06 Aug 2006

不作の原因

コメント(0) | 執筆:2006年08月06日 日曜日 15:00 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

自宅で作ったインゲンの苗を、自宅の庭と山林を開墾した畑に同じ日に植えた結果、自宅の庭は立派に育っているのに山林ではひょろひょろと元気がありません。去年から、タマネギ・枝豆・エンドウと育てるのが簡単と言われている作物を選んでるにもかかわらず、ほぼ失敗に終わって「何やってもうまくいかない」状態となり、少しやる気がなくなっている所でした。

そこで、少しでも原因究明を..っと、随分前から、色々な参考文章に出てくる「土のpH(酸度)を測る」ことを考えていて測定器も入手していたのですが、今回やっと実行することが出来ました。

測定してびっくり!生育不良のインゲンの畝は酸性に弱いインゲンに壊滅的ダメージを与えるであろうpH5、他の畝も概ねpH5〜6の酸性土でした。うまく育てることの出来たジャガイモ・トウモロコシ・ゴマなどは全て酸性土に強い作物でした。考えていた事とはいえ、あまりにも酸性が強くびっくりしてしまいました。

もちろん、放置していたわけではありません。日本は雨が多いために石灰質=カルシウム成分が流れてしまって大抵の山地はpH5程度であること、杉や松の針葉樹の腐葉土はさらに酸性度が強いことなどは承知していて、開墾や植え付けの度に教科書通り「うっすらと土が白くなる程度」の苦土石灰は投入していたのですが、それでは足りなかったようです。中途半端な酸度矯正=石灰の投入は全然意味がありません。「うっすらと土が白くなる程度」の石灰投入は、ずっと続けて作物を育てている畑地でのことだったんですね。

教科書には次の事も書いてあります、「開墾直後の土地や長期間奉仕していた畑はかなり酸性が強くなっているので必ず生育に適した弱酸性に矯正してやる必要があります」

失敗は成功の元、本当に勉強になります。ちなみに割と順調な落花生の畝は、少し多めに石灰を入れたおかげで、pH6と随分改善されておりました。

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