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Sun, 18 Jun 2006

ただ今、育苗中(その2:植え付け編)

コメント(0) | 執筆:2006年06月18日 日曜日 02:55 | 分類: 田舎暮らし » 開墾と菜園 | 編集

育苗の流れその1:種まき

200穴育苗トレイに土をすり切り1杯いれ、トントンと叩いて土を隅まで行き渡らせ、さらにすり切り1杯にします。その後、同じサイズのトレイを上に重ねて、その上から手のひらでギュッと押さえつけて土を締め付けます。ふわふわの土を押さえつけるのはもったいない気もしますが、隙間を小さくして保水性をよくする大切な作業です。また、押さえることでしっかり根が張れて立派な苗が育ちます。靴で踏みつけたカチカチの土の方が、頑丈な雑草が生えるのと同じ原理です。

次に押さえて出来た凹みに種をまきます。2mm以下の小さな種は1穴に付き2〜5粒、重ならない様にまきますが、1穴にまく粒の量は種の大きさと値段(一袋に入っている量)を基準に調整しています。豆類など、大きな種は1穴に1粒となります。また、用意する苗の量は、種の袋に書いてある量(「1ヶ所に3粒まく」と書いてあれば1穴に3粒)をまいた時は植えたい量の1.5倍ぐらいが目安で、1穴に1粒まいた時は2倍ぐらい用意する様にします。

その後、またすり切り1杯まで土を入れ、トレイを重ねて土を締め付け、もう一度すり切り1杯まで土をいれます。そして、ジョウロで静かに水をやりますが、底の穴から少し出るくらいたっぷり水を与えます。トレイの外で水を出し始めて出る量を一定にしてからトレイの上に移動させる感じにすると、大粒の水が土に穴を開ける事が防げます。水をやると土が少し沈み、上部に数ミリのくぼみが出来ます。次からの水やりの際、ここに水が溜まってしっかりと吸水する役目を果たします。

育苗の流れその2:管理

春先などまだ寒い時は、芽が出るまでは発芽温度に合わせて暖かい室内で管理します。が、まったく日が当たらないとカビが生えて種が腐ることがあるので、たまには窓際などで日光に当てます。ゴールデンウィークが過ぎると室内の方が涼しくなってしまうので、屋外の日当たりのいい場所に置く様にします。

土が少ないので、朝夕の2回はチェックして表面が乾燥していればたっぷりと水やりをします。一度芽が出る準備が出来た種が乾燥したら枯死して二度と復活しませんので注意しますが、逆に乾燥する前に水やりしすぎると種を腐らせてしまいます。日差しが強くなって土の乾燥が激しいようであれば、半日陰に置きます。

芽が出た後は、必ず日光に当てる様にします。寒い季節は室内の暖かい窓際、暖かくなってからは半日陰がいいでしょう。苗の間は、強い日差しは避けます。芽が出てからは養分が必要となりますから、週に1度程度水やりの時に薄い液肥を与えます。

育苗の流れその3:植え付け

本葉が増えて隣同士が重なる程度になると、トレイ内に根が回って根鉢が形成されています。そうすると苗はそれ以上大きくなれないので、植え付け時となります。トレイ底の穴に裏から棒をつっこむと、スポッと土ごと根が抜けますから、土を崩さない様に植え付けます。土が乾燥すると崩れやすくなりますから、植え付ける1時間ぐらい前に水やりすると土が落ち着きます。

植え付ける畑にも、植え付ける少し前に水をまいておきます。それから、苗の大きさの穴を開けて苗をそっと置き、土を寄せてしっかり押さえて安定させます。植えた後も、しっかり水やりをして落ち着かせます。苗が少し弱々しい時や、すぐに畑に植え付けることが出来ない場合は、育苗用のポットに植えてもう少し育てます。

植え付けグッズ

植え付けの時、図の様なグッズがあると便利です。トレイにモルタルなどを入れて、先が少し細くなった割り箸を立て、固まるのを待ちます。

そうやって出来た植え付けグッズを植え替え先の土にズボッと突き刺すと、丁度苗の土と同じ形の穴があくので、そっと苗を入れると簡単に植え付ける事が出来ます。これは無茶苦茶便利...っというより、コレがないとキレイに揃えて植えるのは無茶苦茶面倒です。

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